P90多弾マガジンについて

P90多弾マガジンを10個以上入手していろいろ研究しました。

P90多弾マガジンの弾詰まりを解消させます。

まずは,いろいろ試してだめだった加工 その1

下の赤い三角部分にパテを詰める改造は弾詰まりが直った気がするような、実際に直るロットもあったり、全然直らないロットもありました。

赤い矢印のはじめの入り口で弾詰まりが起きているので赤い三角側に加工するのはあまり意味がない。BB弾が赤の三角の方へ行くので弾詰まりが起きると思う人もいますが

下のほうで説明する水車にナットを入れる改造すると回転に力が出るので赤の三角部分のパテは意味がなくなると考えています。

↑2009/02/01 20:12現在、今ではこれはやったほうがいいと思っています。BB弾が三角の方へ行って動きを弱くして、さらに赤矢印方向でも詰まりが

起ころうとしたときにバネの力が強ければ勢いで吸い込めますが弱ければ詰まってしまうのではと思います。

 

だめだった加工 その2

これを見てどこが改造されたか分かる方いますか?

 

さらに拡大してみましょう。

ギア軸部分にシムを入れてみました。

分解した状態で動かすとすごく動きがよくなったし、マガジンのとギアの外側で干渉が減ったのですが、マガジンにふたをして、ネジを締めるとクリアランスがなくなって渋くなりました。プラスチック同士だと動きが渋くなるので

シムはいいアイディアかなーと自画自賛しましたが…、ギア軸付近を削ればクリアランスはできると思いますが手間なのと失敗したら怖いし更に渋くなるのは嫌なのと

元に戻せなくなるので諦めました。

 

だめだった加工 その3

スプリングを二個重ねて入れる。

力が強すぎて余計に弾詰まりの元になりました。強い力で押し付けられて水車部分が詰まりやすくなります。

P90は下を向けて撃つとマガジンのBB弾の重みで上記写真の四角いバネを押し上げてしまい、マガジンのぜんまいバネを空回りさせてしまいます。

四角いバネを強くすると弾詰まりがおきる。

四角いバネが弱いとあまり下を向けて撃てない。ということで失敗。

ここで偶然分かったのですが、組み立ての際に四角いバネには方向が存在します。

目で見ても分かりませんでした。入れる方向、上下いろいろやってみてください。

正しくない方向で入れるとバネがマガジンのフタで止まったり渋かったりします。

ココは大事なので赤字にしました。

だめだった加工 その4

水車部分を削りました…。大失敗です。

グリップ力を高めようとした結果。

こんな感じで詰まりました。悪い意味でグリップ(詰まる)するようになりました。

みなさんのほとんどはこのような改造をしなくてもこの部分が原因で弾詰まりを起こしています。逆方向に尖らせていた場合どうなるのかやってみたいですがもうマガジンは無駄にしたくないです。

意外とグリップ力が弱くなってキビキビ通るかもしれません…。

 

だめだった加工 その5

そんなにだめでもなかったですが、改造して撃つ、弾詰まり、弾詰まりを起こしている部分を見るために慎重に分解しなければならないので一番よく弾が詰まる部分に穴を空けて覗けるようにしました。

しかし、いろいろ改造したせいで、弾詰まりがおきると完全に分解しないと弾詰まりが解消しない仕様になってしまっていました…。

 

 

メンテの記録

中古で買った多弾マガジン。

なぜか最後まで巻くことのできないマガジン。

話が逸れますがBB弾を満タンに入れて7割くらいしか撃てない多弾マガジンがありました。

真ん中の赤い四角部分は巻いて行くとバネが集まってくる場所なので真ん中のイボのようなもっこりバネの膨らみが最後まで撃てなくしているのでした。

直してあげてすっきり改善。こうすると完全に巻いた状態では真ん中に隙間がありません。

巻いた状態の撮影は危険なので撮影しませんでしたw

こうなってしまう原因が判明しました。弾を少ししかつめてない状態でバネを最後まで巻いて撃ちきるとバネが強い勢いで元に戻ろうとしてその際に

バネがバカになって上記の写真のようになります。

ほかのマガジンにもいえます。サバゲーが終わって弾を勢いよく出したりするとこうなります。

サバゲーで残弾処理ゲームとかあるけど、そういう為にあるようです。

一番良いのはゲーム中にすべて撃ちきるのが良いですが

他にはマガジンを一度満タンにしてマガジン本体を買うと付いてくるローダーを差し込んで弾を取り出せたらいいと思います。

ローダーがUの字でマガジンに戻っていったら文句なしですね。

研究中です。

 

それではP90 Kit B○y300連多弾マガジンとマルイ純正300連多弾マガジンの比較していきます。

慎重に開けていきます。

一番初めに目に付くのは赤い四角の部分。ベアリングが入ってますね。ココが一番弾詰まりに貢献している部分といっても良いと思います。

並べて説明していきたいと思います。
Kit B○y側は内側から外側へ向けて削られています。この部分はなぜこのような加工がされているのか原因がわかりませんでした。
ご存知の方、教えてください。

ついに↑解明しました。
BB弾を初めに込める前にスライドさせる部品があると思います。あれが、後半で引っかかったりするのですが、
ここを削ると引っ掛かりがなくなります。

いままで分からなかったけど持っているうちの1個のマガジンでスライドが渋かったのでスライド自体も少し削りつついつも引っかかる箇所を特定して
削ってみました。

 

一番初めにBB弾がぶつかるギアです。上がまたまたKit B○yが上です。分かりにくいので下の画像に

削られている方向を記載しました。

このギアは反時計回りに回るので凹みに対して

削られている方向が逆であればBB弾をたくさん集めようとするのですが、この方向で削られていると。ギアを使ってBB弾を水車の方向へ集めるのは放棄してギアはこの付近では四角いスプリングの力を相殺しているのかな?

このギアの部分は反時計回りなので四角いバネから来るBB弾とぶつかって弱くなり、給弾を安定させているのでは?

今現在の自分の考えではベアリングが使用されている部分に一度に弾が行こうとして詰まるくらいなら給弾能力を下げて1発や2発くらい水車部分がBB弾を拾えなくても弾詰まりはココで起こさせないように

しているのでは推測しました。

しかし、分解した当時。ここが改造されている理由が理解できなかったのでこの部分はコピー改造しませんでした。リューターあるけど細かいところ削ったりするの苦手です。

 

ココもなかなか重要な部分です。

 

ナットが8個入ってるってわけじゃないですよ!

わかりやすく置いてみただけです。BB弾の水車部分の中にはナットが入っていました。たしかM4です。これのおかげでKit B○yには弾があまり入ってないときにはあまり巻いてはいけないといっています。

空回りしたときのトルクは強いですから。

Kit B○yはこのナットのおかげでパテを使った弾詰まり対策をしなくてもパワーで詰まりを防いでいるんだと思います。

 

 

ここもなんだか意味が分からない改造ですね…。

また上側がKit B○yです。

右側3本の線はマガジンをほぼ同じ位置で並べているんだよという意味です。

左側の縦線はKit B○yのスライドの出口です。出口が斜めになっています。

マルイのスライドの出口は下側は水車に近いです。上側はプラスチックのコロコロに近いです。これが原因で弾詰まりが起きていると思います。上側の方に押し出されたBB弾はプラスチックのコロコロにそのまま当たると当たったまま止まり、

プラスチックのコロコロの軸は針金なので少しの力でぐらついてしまい押されたときにBB弾の正しい入り口を狭くします。ここをKit B○yはベアリング化しているのだと思います。

 

すごい推測ですが、四角いバネのスライドの仕切りの終わりがKit B○yの方が距離が短い。

この距離が短くなると押し出された後のBB弾が割りと適度なテンションでベアリング付近の入り口付近の間口が広くなっているのかなと思います。

ここはかなり重要です。

これは右側がKit B○yで左がマルイです。

赤い四角で囲っていますが違いが分かりますか?

Kit B○yのマガジンは巻きがとても軽い秘密がココに隠されています。

この部分のスプリングを下の扇状のパーツを外してゼンマイバネのラッチ側にあたる部分のスプリングをペンチで下に引っ張ります。

扇状のパーツが邪魔なら外してやりましょう。やりすぎるとラッチに当たらなくなりますので戻しましょう。ベストポジションをつかめばKit B○y以上に巻きが柔らかいです。

このスプリングが硬いのも少しではありますがギアの動きを悪くしています。

 

忘れてましたが、使用したベアリングはタミヤのミニ四駆用でした。厚みがなく心許無いけど安かったのと手に入りやすかったのでこれにしました。内径外径はKit B○yと同じです。

二個重ねても良いかもしれません。

他に必要なものはベアリングを固定するのにM2のボルト長さは15ミリか20ミリくらいでした。ナットも2個は必要です。ミニ四駆用を使うならスペーサーも用意して厚みをカバーしましょう。

 

改造以上に大事なことはマガジン内部の掃除です。どのマガジンも同じかと思いますがP90多弾マガジンは砂埃にとても弱いです。砂埃のせいで各部のギアの動きが悪くなっています。

この改造では各部の動きを最大限良く引き出そうとしているのに砂埃に邪魔されています。ロットが悪いとか疑う前に分解して掃除してみましょう、BB弾を押すスライド部分で動きが悪くなります、

ギアのかみ合う部分に砂が噛んで止まったこともありました。

 

画像が取れなかった部分が少しあったので今度分解の際には写真を撮ることにします。

 

結論から言うと、1個だけの改造だととても面どいです、一人暮らしで面倒な料理を作るようなものです。一人暮らしはしたことありませんが。

素直にKit B○yのものを買いましょう。

3個以上改造するなら改造するのがする目的で改造を楽しみたければやってもいいと思います。

2009/01/04 04:59追記

写真をとり忘れた部分があったけど改造前の写真をとっていなかった部分がありました。

まだ改造していないマガジンがありましたのでそれを下に改造してみました。

今回はベアリングの取り付けに重点を置いて写真を撮りました。

四角で囲った部分を裏返しにします。

プラスドライバーでネジを外しプラスチックの凸を取り除きます。ペンチで大まかにつかんではがした後、リューターなどでとりましょう。

今回は真夜中だったのでリューターではなくペン型のカッターを使いました。

ミニ四駆用のベアリングを使用しましたがベアリングに厚みがないためにナットを1個増やし、BB弾と高さが同じようにしました。
ベアリングを二個にしてしまうのもありかと思います。

組み立てが終わったところで何度も何度もひっかかりそうな部分にBB弾を通してシミュレーションしてみます。ナット1個ではBB弾がおいてある場所は狭くて通れませんでした。

ナットを二個にしたのでBB弾が通れるようになりました。

ここで気づきましたが、BB弾とベアリングは同じ高さではなくベアリングの方が少し高いです。

これにより、水車、ベアリング、地面との三角形をつくり引っかかりができてしまいました。

いままで無改造でよく引っかかっていた四角く囲った部分には全く引っかかりはなくなりました。

結果はなんとなくわかっていますが試しにこれで使ってみようと思います。

一番いけないことは机上の空論だと思います。失敗して、失敗して、失敗して、成功した人だけが物を語ることが許されると思っています。

話が逸れました。

これが失敗したらベアリングを固定しているネジ穴部分はスライドできるのでクリアランスを広くしようと思います。

しかし、クリアランスを広くしようとして、ベアリングのネジをずらそうとするとピンクの四角のプラスチック部分にあたるので削る必要があります。

削る作業が出てきてしまうと作業時間が長くなります。

なるべく工程、作業時間を少なくして、効果は最大限を求めているので様子を見たいと思います。

研究再開しました。