SIG552系の多弾マガジンはギヤの真ん中に六角の穴があいていないため、リコイルスターターを取り付けることができません。
電動マガジンもこの理由により改造が難しいです。

ちなみに、社外の大容量のSIG多弾マガジンは六角の穴がありました。
しかし、あまり手に入りにくいです。
手に入るなら社外のマガジンをリコイルマガジン化、電動化したほうが手間は少ないと思います。
社外は信頼性がすこし下がるけどね。

では、作業になります。
壊れたMP5マガジンがあったので分解して六角の穴があるギアを取り出します。

左がMP5、右がSIG系です。
MP5の方が少し大きいです。


ぜんまいばねがMP5とSIGで長さが違ったので
そっくりそのまま載せ替えはできず。
ギアはMP5から、ぜんまいばねはSIGのまま変更なしということになりました。



ギアを分解すると干渉する箇所が何箇所も出てきてたので切ったり削ったりしました。
↑マガジンを分解すると入っている巻いたギアをストップさせるバネの黒いの付いてる方を少しカットしました。
二重にぶつかっていてフリクションになってます。


マガジンのギアの上側削りました。


マガジンの下側をすこし削りました。







組み立てたあとにぜんまいばねに注油を忘れたので穴をあけてそこから注油しましたw


↑側に突っ込むときに両側とも干渉しました。
プラスチックなので無理に突っ込めばOKです。


六角レンチを出す穴をあけました。


逆側の穴も開けました。


マガジンに蓋をするときに鑑賞するのでここも削りました。


2010/12/09 15:54追記

さらに削る箇所が判明しました。

マガジンの中で歯車が当たってました。


何度削っても干渉するのでイライラしてスポンジを詰めてスペーサー替わりにして当たらないようにしてます。

SIGは電動マガジンにすることにしました。
リコイルマガジンだと早く巻くだけでBB弾の容量は増えないからね。
SIGはマガジンの弾数が少ないので。


ちょっと心配してたけど、タカチの単三×3個ケースにギリギリだけどギヤボックスが収まりました。


7ミリ穴をあけてスイッチを付ける。




あとでスイッチの位置を変えました。ボタンが押しにくかったので。

なんだかメカノイズがするので調べてみたらギア同士が干渉してたのでシムを入れました。


一枚目は0.2ミリ厚だったけどだめで05ミリ厚にしたところ改善。
六角レンチの削り過ぎだと思う。

2010/12/10 22:27追記


とりあえず出来ましたが。

なるべくパクれるところはぱくりましたけど、Kitboyさんの技術が高すぎる。目で見てコピッても
技術的に真似できない箇所がありました。


六角レンチシャフトは真似できませんでした。
自分は卓上ボール盤で六角レンチを回転させて
サンダーで削って均等に円形に削れるようにしたかったにですが、太さが場所によってまちまちで、その結果。ギアの噛み合わせが悪くなり、力がかかったときに歯が空回りしました。
さらに円形に削ったせいでイモねじでレンチを閉めてもトルクがかかるとレンチがすべるようになってしまいました。

これの回避策としては
レインボープロダクツから出ている
これを使うといいと思います
手前はシャフト 先は六角レンチという感じで。
外径8ミリをドリルで広げて使ってますが
めんドイ加工が嫌な方は外径10ミリの内径4ミリをおすすめします
どちらもすこし原価が上がってしまいますが。
あとは。ギヤボックスとマガジンとの距離も少し増えてしまいます。ギヤボックス側の穴を大きくして対応しましょう。

自分はモーターはノーマルモーターを使用したけどkitboyさんはトルクタイプのモータを使ってます。
電池は単三×3個使いましたがkitboyさんは単三×2個です。
SIGマガジンをなんとか巻き上げることはできました 。
電池が切れかけのを使ってるからかもしれないけどかなりギリギリでした。
モーター変えて改善するならいいんだろうけど、
同じ大きさのモーターならなんか不安なので、一回り大きいのが付かないかと考えたけど、どちらにしても新たに1個買わないといけないのとサイズが変わると取り付けに苦労するのも
嫌ですね。

余っていた
トルクチューンドモーターを使いました試しに使いましたがあまり差はありませんでした。電池3個使っているからかな?
巻ききるまでの速さが違うけどギリギリ巻ききれるか巻ききれないという点ではノーマルと同じでした。

Kitboyさんの電池を二個使っている環境ではモーターの性能で巻き上げが変わってるかもしれません。

モーターの選定はこれを参考にすれば間違いないと思います。
http://www.tea-league.com/web/mot.htm
良いモーター買ってもそんなに高くないですね。

なので
ふつうの人は巻き上げが遅いし、電池がなくなると手で回すことができないウォームギアボックスで我慢するか、
厚みが増すけどハイパワーギヤボックスがいいと思います。
ウォームギアボックス、ハイパワーギヤボックスのシャフト穴だと
六角レンチが無加工ですっぽり入ります。
モーターも一回り大きいです。
電池二個でOKです。

以上のことからもう少し大き目のケースを探してみようかと思います。